ももんじ通信

本と落語と時々博物館

自分は料理が苦手だと思っていた

4月から新生活が始まって変わったことがある。自炊をするようになったのだ。

私はこれまで漠然と、料理が苦手なんだと思っていた。小中学生の時に、台所の手伝いに入った時に母親から散々に否定され、それ以来嫌になって料理をやらなくなったためだ。そりゃあ、毎日台所に立っている母からみたら、小中学生の手伝いはたどたどしくて邪魔なのは当然だろう。

そんなわけで、これまで最低限の用事でしか台所に立ってこなかった。なにより、人が管理している台所でものを動かしたりして、後から文句を言われるのが本当に嫌だった。

実際に自炊を2週間強やってみて思ったのは、料理は普通に楽しいということ。材料を切って下ごしらえして加熱して……というプロセスを踏んで何かを作ることは刺激的で充実感がある。

それから、毎日自分が食べたいものがたくさん食べられるということ。私は食感が統一されている食べ物が好きなので、品目数の少ない料理をたくさん作るのが好きだ。そのひとつひとつが自分が食べたいものであり、好きな味付けになっている。外食したり出先で見かけた料理も、食べてみたかったらトライすることが出来る。

最後に、今の段階は料理を始めたばかりなのでドラクエで言うならば、スライムを倒すだけでガンガン経験値が入ってレベルが上がっている状況だというのが料理が楽しい一番大きな要因だろう。

これから料理が単なるルーティンになってしまうか、はたまたいつも刺激的で楽しい趣味に落ち着いてしまうかは、自分次第だ。